腹黒王子様の溺愛が規格外。

「生徒会長だからね」

「そっか……!じゃあ行きたい!」



こうして図書室に来た私たち。誰もいない図書室に入れるだなんて、ドキドキが止まらなくて仕方がなかった。

もうとっくに、閉じ込められた恐怖なんてどこかに行ってしまっていた。


「じゃあここに座ろっか」

「うん……!」


ふかふかの椅子に座って、蓮くんが用意してくれた勉強道具を借りる。


「あ、桜……録音しててもいーい?」

「録音?」

「あとで復習できるでしょ?それに桜の可愛い声、いっぱいとっておきたい」

「それはいい考えだね!とっても嬉しいし……!」


ちょっぴり恥ずかしいけれど、私を思っての行動だと思うととても嬉しくてたまらない。


「じゃあ早速勉強を始めようと思うけど、どの教科がいい?」

「うーん、数学からお願いします……!」

「わかったよ。……あ、こうしよっか」

「ん?」


ひょいっと私を持ち上げた蓮くん。