腹黒王子様の溺愛が規格外。

「僕、ほんの出来心でまた変装して桜と会って……嬉しかった。だけどその反面、昔の自分に嫉妬しちゃったんだ」

「ぷっ……な、何それ……!蓮くんって可愛いね」

「……え?」


ポカンとする蓮くん。口を開けたまま、ポカンとしていた。

そんな姿も、愛おしくてたまらない。


「ご、ごめんね、つい蓮くんが可愛くて……」

「怒ってないの?」

「お、怒る?」

「そんなことで嫉妬して機嫌悪かった僕を、許してくれるの?」

「当たり前だよ……!大好きな蓮くんなんだから」


またぎゅっと私を抱きしめた蓮くんを、強く抱きしめ返す。

なんだ、よかった……私は昔から蓮くんのこと知ってて、好きになれてたんだ。

なんだかとってもその事実が嬉しくて、胸が躍った。


秋ちゃんがいるのにも関わらず、ついベタベタしてしまう私たち。

いつのまにか秋ちゃんの姿は消えていて、蓮くんは私の額にキスをする。