「もう眠くはない?」

「うん、大丈夫だよ」


まだちょっぴり眠いけど、寝たっていいことないから起きよう。


「じゃあ朝食にしようか」

「うん!」



それからとても美味しい朝食を済ませた。


学校に行けると思うこの瞬間は、とても心が安らぐ。


自分の部屋で近藤さんが用意してくれた制服に着替える。


「着替え終わりましたか?」

「はい!」

「桜さん、髪を巻いてみませんか?きっと似合うと思うんです」


手を合わせて、にっこり優しく微笑みながらそう言ってくれる近藤さん。


「いいんですか?」

「ええ、私こう見えて美容師だったんですよ」

「へぇ……!!」


結構ストレートだから、巻いてもすぐ直っちゃいそうだけど憧れたたからやってみたい!


杏奈ちゃんとか、髪の毛巻いてることあったし!