私も薄々気づいていたけれど、蓮くんはちょっと行きすぎているところが……結構ある。
そんなところも丸ごと、私は愛しているつもりだけれど。
そして、そんなこんなんでパーティーはおしまい。
蓮くんのご両親に再び挨拶をして、帰って行った。
お屋敷について、うとうとしながらも0時を回った頃。
「……はい、桜。誕生日おめでとう」
「……え?た、誕生日!?」
小さな箱を渡される。
「そ、そっか今日誕生日か……!」
10月24日、見事に私の誕生日だった。
誕生日なんて、お父さんからちょっとお金が送られてくるぐらいで特に祝ってもらっていたこともないからすっかり忘れていた。
「開けてみて」
「う、うん……」
やばい、泣きそう……。
目に涙が溜まってくる。だって……こんなの、前の家族の時以来なんだもん。
それに誕生日なんて教えてなかったよね……?だから、知ってくれてるのが嬉しくて……。
「ゆび……わ?」
「うん、結婚指輪にはさすがにできなかったけれど、婚約指輪」
「す、すごい……!」
綺麗な指輪。ダイアモンドのような宝石が施されていて、とても美しい。
そんなところも丸ごと、私は愛しているつもりだけれど。
そして、そんなこんなんでパーティーはおしまい。
蓮くんのご両親に再び挨拶をして、帰って行った。
お屋敷について、うとうとしながらも0時を回った頃。
「……はい、桜。誕生日おめでとう」
「……え?た、誕生日!?」
小さな箱を渡される。
「そ、そっか今日誕生日か……!」
10月24日、見事に私の誕生日だった。
誕生日なんて、お父さんからちょっとお金が送られてくるぐらいで特に祝ってもらっていたこともないからすっかり忘れていた。
「開けてみて」
「う、うん……」
やばい、泣きそう……。
目に涙が溜まってくる。だって……こんなの、前の家族の時以来なんだもん。
それに誕生日なんて教えてなかったよね……?だから、知ってくれてるのが嬉しくて……。
「ゆび……わ?」
「うん、結婚指輪にはさすがにできなかったけれど、婚約指輪」
「す、すごい……!」
綺麗な指輪。ダイアモンドのような宝石が施されていて、とても美しい。


