「陽菜さんは先に車乗ってて」
「……わかったわよ」
何かを察したように先に行ってしまった陽菜ちゃん。
降ろしてもらい、少し歩いていると……。
「……桜、やっぱ嫉妬した。他の男に抱きしめられないで」
私の横に手をついて、顔を近づけた蓮くん。
「ごめんね……?」
「……その顔本当ずるい。どれだけ可愛ければ気が済むの。車でのキスもそうだけど、本当不意打ちでずるいね桜は」
「そんなことないよ?」
「ある。桜、好きだよ。だから絶対他の男なんか見ないで。3秒以上目に入れたらキスするから」
「えええっ……!あっ、でもじゃあキスしたい時は男の人見ればいいんだね」
「キスしたい時は素直に言ってね。本当にずるいな」
私の首筋に顔を埋めた蓮くんの頭をポンポンと撫でた。
こういう、可愛いところが恐ろしいぐらい沼だなぁ、蓮くんは。
「桜に撫でられるの好き」
「ふふっ、私も蓮くんに触れるの好きだよ」
「……本当?」
「うん!」
「……元気出た、頑張れそう」
「頑張る……?」
「うん、桜にはまだ言ってないんだけど……パーティーがあるんだ。桜と婚約したから」
「そ、そうなの!?」
全然気づかなかった……!!じゃあ最近近藤さんや佐々木さんが忙しそうにしてたのはそのせい……?
「人がいっぱいいるとこ、苦手だから……しんどいけど、頑張る」
「わ、私パーティーなんてなくても別に……」
「ううん、ちゃんと桜は俺のものだって周りにわからせなきゃいけないから」
急ににこにこ微笑んだ蓮くん。そこは譲れないんだね、なんて思ってクスリと笑ってしまった。
「ごめんね言うの遅れて……パーティーのことはあんまり早く言うと桜緊張しちゃうかと思って」
「ううん、むしろ気遣ってくれてありがとう……!パーティー、楽しみにしてる!」
「うん、ありがとう。その前に親に挨拶もしなきゃいけないし……頑張ろうね」
「うん!」
「……わかったわよ」
何かを察したように先に行ってしまった陽菜ちゃん。
降ろしてもらい、少し歩いていると……。
「……桜、やっぱ嫉妬した。他の男に抱きしめられないで」
私の横に手をついて、顔を近づけた蓮くん。
「ごめんね……?」
「……その顔本当ずるい。どれだけ可愛ければ気が済むの。車でのキスもそうだけど、本当不意打ちでずるいね桜は」
「そんなことないよ?」
「ある。桜、好きだよ。だから絶対他の男なんか見ないで。3秒以上目に入れたらキスするから」
「えええっ……!あっ、でもじゃあキスしたい時は男の人見ればいいんだね」
「キスしたい時は素直に言ってね。本当にずるいな」
私の首筋に顔を埋めた蓮くんの頭をポンポンと撫でた。
こういう、可愛いところが恐ろしいぐらい沼だなぁ、蓮くんは。
「桜に撫でられるの好き」
「ふふっ、私も蓮くんに触れるの好きだよ」
「……本当?」
「うん!」
「……元気出た、頑張れそう」
「頑張る……?」
「うん、桜にはまだ言ってないんだけど……パーティーがあるんだ。桜と婚約したから」
「そ、そうなの!?」
全然気づかなかった……!!じゃあ最近近藤さんや佐々木さんが忙しそうにしてたのはそのせい……?
「人がいっぱいいるとこ、苦手だから……しんどいけど、頑張る」
「わ、私パーティーなんてなくても別に……」
「ううん、ちゃんと桜は俺のものだって周りにわからせなきゃいけないから」
急ににこにこ微笑んだ蓮くん。そこは譲れないんだね、なんて思ってクスリと笑ってしまった。
「ごめんね言うの遅れて……パーティーのことはあんまり早く言うと桜緊張しちゃうかと思って」
「ううん、むしろ気遣ってくれてありがとう……!パーティー、楽しみにしてる!」
「うん、ありがとう。その前に親に挨拶もしなきゃいけないし……頑張ろうね」
「うん!」