耐えられなくなって、桜が住んでいると噂される屋敷まで来た。
驚くほど広くてビビりつつも、インターホンを鳴らす。
早く中に入れてもらわないと、また誰かに……そんな恐怖でどうにかなりそうだった。
一条様が出てきたら、どうしようだなんて思っていたけれど……朝早い時間を選んだのがよかったようで、桜が出てきた。
「助けてお姉ちゃん!!」
そう言って、桜にしがみついてしまった。
こんなことしたいわけではないけれど、どうしてだか涙まで溢れ出てきてしまい、自分でも何が何だかわからなくなってきた。
「ひ、陽菜ちゃん……?」
桜は少し恐怖で震えながらも、すぐに何かを感じ取ったのか抱きしめ返してくれた。
その、抱きしめ返される温度が心地よくて……優しくて、誰よりも暖かくて余計涙が出てしまった。
「どうしたの……!?こんなに震えて……!!」
「怖いの、誰かにストーカーされてるの!!最近いじめられてるの、ねぇ助けて桜……!!」
「す、ストーカー!?今もつけられてるの?」
「わからない……だけどきっといる……」
「わかった、すぐに入って!」
桜は腰が抜けてしまった私を一生懸命持ち上げて、肩を貸して運んでくれた。
驚くほど広くてビビりつつも、インターホンを鳴らす。
早く中に入れてもらわないと、また誰かに……そんな恐怖でどうにかなりそうだった。
一条様が出てきたら、どうしようだなんて思っていたけれど……朝早い時間を選んだのがよかったようで、桜が出てきた。
「助けてお姉ちゃん!!」
そう言って、桜にしがみついてしまった。
こんなことしたいわけではないけれど、どうしてだか涙まで溢れ出てきてしまい、自分でも何が何だかわからなくなってきた。
「ひ、陽菜ちゃん……?」
桜は少し恐怖で震えながらも、すぐに何かを感じ取ったのか抱きしめ返してくれた。
その、抱きしめ返される温度が心地よくて……優しくて、誰よりも暖かくて余計涙が出てしまった。
「どうしたの……!?こんなに震えて……!!」
「怖いの、誰かにストーカーされてるの!!最近いじめられてるの、ねぇ助けて桜……!!」
「す、ストーカー!?今もつけられてるの?」
「わからない……だけどきっといる……」
「わかった、すぐに入って!」
桜は腰が抜けてしまった私を一生懸命持ち上げて、肩を貸して運んでくれた。


