「何か作りたいものはある?」
「特に決まってなくて……蓮くんが好きなもの、作ってみたいかも」
「僕の好きなもの?あー……ごめんね、あんまり好きな食べ物とかないんだ」
「えっ……!そ、そうだったんだ、なんかごめんね」
「謝んないで。桜は悪くないし」
「うん……」
でも好きな食べ物、ないのか……そういえば雅くん時代も特に好きなものとか言ってなかったもんな。
蓮くんはあまり食べ物への執着がないってことか……うーん……何がいいんだろう?
私が作ったら、好きになってくれたりするもの……ないかな?
そうだ、小さい頃にお母さんと作ったあれを作ろう!
「蓮くん、私ハンバーグ作りたい!」
「ハンバーグ?」
「うん!」
「いいよ、材料はたくさんあるからどれでも好きなの使って」
「ありがとう!」
早速冷蔵庫の野菜室から玉ねぎを取り出す。
準備がよく、あらかじめちょうどいいぐらいに解凍されているお肉もキッチン台の上に置いた。
一通り材料も揃ったことだし、始めよう。
袖をゴムで留めて、髪を結い準備は満タン。
蓮くんはにこにこ微笑みながら私を見つめている。
「桜のポニーテールレアで可愛いな」
「ふふっ、嬉しいな」
「本当だよ?ってかやっぱり料理やめて僕とイチャイチャしても——」
「じゃあ蓮くんも玉ねぎ半分切ってね!」
「はーい……」
トボトボとまな板の方に歩いて行って、玉ねぎを切ろうとしている蓮くん。
ハンバーグなんて作るの久しぶりだけど……まぁ、なんとかなるよね!
にしても……包丁といい、ここにあるものは全てが超高級だなぁ。
「って蓮くん!?」
「ん?」
「血、出てるよ!?」
ダバーと指先から真っ赤な血が流れる。
急いで駆け寄って、蓮くんの腕を掴み心臓より高い位置に持ち上げた。
うっ、やっぱり筋肉質だからちょっぴり重い。
「特に決まってなくて……蓮くんが好きなもの、作ってみたいかも」
「僕の好きなもの?あー……ごめんね、あんまり好きな食べ物とかないんだ」
「えっ……!そ、そうだったんだ、なんかごめんね」
「謝んないで。桜は悪くないし」
「うん……」
でも好きな食べ物、ないのか……そういえば雅くん時代も特に好きなものとか言ってなかったもんな。
蓮くんはあまり食べ物への執着がないってことか……うーん……何がいいんだろう?
私が作ったら、好きになってくれたりするもの……ないかな?
そうだ、小さい頃にお母さんと作ったあれを作ろう!
「蓮くん、私ハンバーグ作りたい!」
「ハンバーグ?」
「うん!」
「いいよ、材料はたくさんあるからどれでも好きなの使って」
「ありがとう!」
早速冷蔵庫の野菜室から玉ねぎを取り出す。
準備がよく、あらかじめちょうどいいぐらいに解凍されているお肉もキッチン台の上に置いた。
一通り材料も揃ったことだし、始めよう。
袖をゴムで留めて、髪を結い準備は満タン。
蓮くんはにこにこ微笑みながら私を見つめている。
「桜のポニーテールレアで可愛いな」
「ふふっ、嬉しいな」
「本当だよ?ってかやっぱり料理やめて僕とイチャイチャしても——」
「じゃあ蓮くんも玉ねぎ半分切ってね!」
「はーい……」
トボトボとまな板の方に歩いて行って、玉ねぎを切ろうとしている蓮くん。
ハンバーグなんて作るの久しぶりだけど……まぁ、なんとかなるよね!
にしても……包丁といい、ここにあるものは全てが超高級だなぁ。
「って蓮くん!?」
「ん?」
「血、出てるよ!?」
ダバーと指先から真っ赤な血が流れる。
急いで駆け寄って、蓮くんの腕を掴み心臓より高い位置に持ち上げた。
うっ、やっぱり筋肉質だからちょっぴり重い。


