次の日の朝だった。


「……桜、とっても大切な話があるんだ」

「えっ……?」


朝食を食べていると、そんなことを言われてしまい手が止まる。


「1週間、学校を休もう」

「えっ……!?ど、どういうこと!?だ、だってどっちも浮気してないよ?」

「覚えててくれたんだね……じゃなくて、嫌な予感がするんだ」

「嫌な予感……?」


ここからは憶測だけど、そう言われて蓮くんが説明を始める。


「この間桜閉じ込められただろう?」

「う、うん……」

「また、怖いことが起こると思う」

「えっ……!?」


ま、またあんなことが……!?

考えただけで鳥肌が立ってきて、涙が出そうになった。


「……犯人は、出雲先輩だと思うんだ」

「……え?秋ちゃん?」


どういう……こと?

わけがわからなくて、苦笑いを浮かべる。


「だって、秋ちゃんは助けてくれたし……!!それにね、ひどいことしてきたのは上級生の先輩たちで……」