先輩は私を裏庭に下ろした


見捨てられるんだ、、、


「美奈が、誰かを虐めるわけないだろ!!!」


先輩はそう叫んで相川さんに火の玉を浴びせた


ああ


先輩は、私を信じてくれるんだ


先輩は、私なんかを、守ってくれるんだ


「お、お前、沙南になにし、、、」


「誰に向かって口をきいてるんだ?あ??」


「ひぃ!!!」


小野君は、彼の迫力に怖気づいたように相川さんを連れて逃げていった


せ、先輩、、、強い


で、でも、助かった、、、


「美奈、、、」


彼はいきなり私を抱き寄せた


「せ、先輩、え、ちょ」


「、、、で良かった!」


え?


「美奈が、無事で良かった!」