ネイビーのスリーピーススーツ姿の北沢先生が立っていた。
思いがけなく先生と会い、鼓動が速くなる。
「あの、こんばんは」
何か言わなきゃと思い、絞り出すように口にすると、「こんばんは」と低い声で先生は返した。私を見る表情が冷たかった。その冷たさに驚いて、次に言おうとした言葉を飲み込んだ。
先生は私と入れ替わるようにエレベーターに乗り込み、何事もなかったように扉を閉めた。
なんか先生が別人みたい。
もしかして、先生、怒っているの?
それとも、私にはもう興味がないの?
先生に嫌われちゃったのかな……。
目の前のエレベーターの扉が涙で滲む。
先生に冷たくされて初めて気づいた。私は先生に甘えていた。どんなに怒っても、酷い事を言っても、先生は私を見捨てないと思っていた。
だって先生は……。
――僕が君の全てを受け入れます。君がいい子でも悪い子でもね。だから安心して下さい。
そう言ってくれたんだもの。
あの言葉を私はずっと信じていたんだ。
バカだな、私。
先生はきっと私にそんな事を言った事も覚えていない。
思いがけなく先生と会い、鼓動が速くなる。
「あの、こんばんは」
何か言わなきゃと思い、絞り出すように口にすると、「こんばんは」と低い声で先生は返した。私を見る表情が冷たかった。その冷たさに驚いて、次に言おうとした言葉を飲み込んだ。
先生は私と入れ替わるようにエレベーターに乗り込み、何事もなかったように扉を閉めた。
なんか先生が別人みたい。
もしかして、先生、怒っているの?
それとも、私にはもう興味がないの?
先生に嫌われちゃったのかな……。
目の前のエレベーターの扉が涙で滲む。
先生に冷たくされて初めて気づいた。私は先生に甘えていた。どんなに怒っても、酷い事を言っても、先生は私を見捨てないと思っていた。
だって先生は……。
――僕が君の全てを受け入れます。君がいい子でも悪い子でもね。だから安心して下さい。
そう言ってくれたんだもの。
あの言葉を私はずっと信じていたんだ。
バカだな、私。
先生はきっと私にそんな事を言った事も覚えていない。



