「起きて下さい。もう閉館の時間です」
女性の低い声がした。
肩をポンポンと叩かれて、顔を上げると図書館の人がいた。
「やっと起きた。もう閉館ですよ」
「えっ!」
壁時計を見るともう5時。窓の外は日が暮れている。
「すみません」
二時間も寝てしまった。恥ずかしい。本を戻して慌てて図書館を出た。
これじゃあ、図書館に寝に来たみたい。本当、何やっているんだろう。
息をつき、北沢先生の研究室が入っている研究棟の方を見ると10階建てのビルが見える。先生の研究室は7階だった。7階を見ると明かりは消えている。やっぱりいる訳ないか。
女性の低い声がした。
肩をポンポンと叩かれて、顔を上げると図書館の人がいた。
「やっと起きた。もう閉館ですよ」
「えっ!」
壁時計を見るともう5時。窓の外は日が暮れている。
「すみません」
二時間も寝てしまった。恥ずかしい。本を戻して慌てて図書館を出た。
これじゃあ、図書館に寝に来たみたい。本当、何やっているんだろう。
息をつき、北沢先生の研究室が入っている研究棟の方を見ると10階建てのビルが見える。先生の研究室は7階だった。7階を見ると明かりは消えている。やっぱりいる訳ないか。