罠にかかったと思った時は手遅れで、私の顔は先生のワイシャツの襟に当たる位置だった。逃げようとすると先生が離さない。完全に捕獲された。
「ジタバタするのはおやめなさい」
「だって、近いから」
「僕にドキドキする?」
「しません!」
本当はめちゃくちゃドキドキする。先生の体温とか、息遣いとか、匂いとか感じるんだもの。これでドキドキしない人はいないと思うぐらい先生から漂ってくるフェロモンが濃い。心臓がドッキンドッキン鳴ってしょうがない。
「いい加減、僕に落ちて下さい」
すぐ耳の近くで真剣な声がした。
「さすがに昨夜は大嫌いと言われて、心が折れそうでした」
先生の顔を見ると、今にも泣き出しそうな表情だった。
「ジタバタするのはおやめなさい」
「だって、近いから」
「僕にドキドキする?」
「しません!」
本当はめちゃくちゃドキドキする。先生の体温とか、息遣いとか、匂いとか感じるんだもの。これでドキドキしない人はいないと思うぐらい先生から漂ってくるフェロモンが濃い。心臓がドッキンドッキン鳴ってしょうがない。
「いい加減、僕に落ちて下さい」
すぐ耳の近くで真剣な声がした。
「さすがに昨夜は大嫌いと言われて、心が折れそうでした」
先生の顔を見ると、今にも泣き出しそうな表情だった。



