キケンな冷徹関西男子は独占して溺愛して、どうしても手放したくないようで。

 もうすぐ家に着く、その時に私はこう切り出した。

 明暮君をぐっと見上げて、彼の目を見つめる。

「もしよかったらなんだけど、また一緒にお出かけ……したいなー、なんて。」

 今日、本当に本当に楽しかった。

 明暮君とは気が合うのか、今日一日一緒にいて飽きなかったしできればまた遊びたい。

 ダメだと言われる事承知で、そんなお願いをしてみる。

 すると間髪入れずに、明暮君の素っ気なくも柔らかい返事が私に届いた。

「そんなん、いくらでもしたるわ。」

「え、ほんと?」

「何でここで嘘吐かなあかんねん。」

「やったっ!」

 呆れかけの明暮君をよそに、ふふっと頬が緩む私。

 またお出かけできると言われているようなもので、思わずガッツポーズしてしまった。

 そんな私を見て、はーっと息を吐く明暮君は。

「ほんまに今日楽しんでくれたんやな。」

 と言って、クスッと微笑んだ。

「……っ。」

 何だろ、これ。やっぱり明暮君を見ると、ドキドキしちゃう。

 今日はそれが特に多くて、もしかしたら心臓病なのかもしれない……なんて考えてしまう。