キケンな冷徹関西男子は独占して溺愛して、どうしても手放したくないようで。

「夜優ねぇ準備できたよ! みたらし食べてないよね!?」

「うんうん食べてない食べてない。だから早く朝ご飯とか諸々済ませよ。」

 急いで準備していたからか、まだ寝癖が目立つ。

 結凛ちゃんを朝食の前に座らせて、食べ始めるのを見届ける。

 その後で私は櫛を取り出し、結凛ちゃんの寝癖を整えた。

「結凛、そろそろ自分で起きれるようになりなさいよ。いつまでも夜優ちゃんのお世話になんてなれないんだからね。」

「……分かってるよ~。でも朝って眠たいじゃん? だからなかなか起きれそうもない~って感じ?」

「言い訳はやめなさい。夜優ちゃんを見習って、早く起きれるようにしなきゃみたらし団子取り上げるからね。」

「はーい。」

 もぐもぐとロールパンを口に突っ込んだ結凛ちゃんは、若干不貞腐れてる。

 みたらし団子を出されたら、結凛ちゃんは頷くしかない。結凛ちゃんママはその事を誰よりも熟知していたから、クスクスと悪戯っぽく笑っていた。



「ふぁ……まだねむ……。あと5分寝たかったのに、夜優ねぇがみたらし引き合いに出してくるから寝れなかったじゃん。」