キケンな冷徹関西男子は独占して溺愛して、どうしても手放したくないようで。

 ……いい、のかな。

「ほんと? 私と一緒に、行きたいって思ってくれてるの?」

「何回も言わせんなや恥ずかしい。……鈴賀ちゃんやから、行きたいって思うんやろ。」

「……そ、そっか……っ。」

 待ってこれ、思ってたよりも十倍くらい恥ずかしい……!

 言わせてしまったのは私なんだけど、改めて言われるとくすぐったいっていうか。

 嬉しいけど、それだけの気持ちじゃないような気がして……もやもやする。

「で、一緒にデートしてくれるん?」

「わ、わわ、私で良ければ……!」

「何なん、何でそんな慌ててんのや。」

「そ、それは……な、なんとなく! なんとなくだよ!」

「なんほどな~。」

 うぅっ、絶対楽しんでるよこれ……。

 あわあわする私を、満面の笑顔で見つめてくる明暮君は紛れもなくからかってきてるようにしか見えなくて。

 けど、不思議。

 どうして私、こんなにも明暮君にドキドキしちゃってるんだろう。分かんない、なぁ……。



「助けて那奈~っ!!」

《……今何時だと思ってんの。朝6時、あんだーすたん?》