キケンな冷徹関西男子は独占して溺愛して、どうしても手放したくないようで。

 うーんと……筆記用具と単語帳とスマホと、あと何かいるっけ?

 ラフなニットを纏い、フリフリするズボンを身に着け、リュックを背負う。

 今日はちゃんとカーディガンも着用してるし、寒さ対策はバッチリ!

「行ってきまーす!」

 多分忘れ物、ない。ない、はず……。

 謎の自信を抱きながら、早速明暮君に指定された待ち合わせ場所に向かう。

 えっと、この住所は……って、この前来歌君送ってったとこだ!

 地図アプリで確認したところ、その発見をした私は迷わずに向かう事ができた。

 一回来てたところだから、分かりやすくて良かったぁ。

 まだ明暮君は来てないみたいで、元気な小学生たちが公園内で鬼ごっこやらかくれんぼやらをしている。

 その光景を見ていると、知らず知らずの内に笑みが洩れた。

 私も、外で遊ぶ事第一だった時代があったなぁ……って。

 懐かしい、昔に戻ってみたい。ふとそんな気持ちが浮かんでくる。

 もちろん、今が嫌いなわけじゃない。今も同じくらい好きで、このまま時が止まればなって思う時もある。