キケンな冷徹関西男子は独占して溺愛して、どうしても手放したくないようで。

「うん、そうなんだよ。連絡先は交換してたんだけど、これまで滅多に連絡とってこなかったからびっくりしちゃったぁ。」

 あはは~とペかっと笑う結凛ちゃんには、恋の色はまっっったく見えない。

 この様子だと、来歌君が恋愛対象になるのは遠そうだ……。

 むむむ……と考えて眉間に皺が寄りかけてからはっと我に返る。

 け、けどっ、来歌君が一歩踏み出してるって思うと感慨深いっ……。

 そう考えたほうが私の心の安寧にも響くから、強引にその思考に転換する事にした。

「だから、当日寝坊しちゃったら申し訳ないなぁって思って、早めにお母さんに起こしてもらうようにしたんだ~。なかなか起きれなくて、お母さん実力行使でほっぺた叩いてきたけどね。」

「うぇ、そうだったんだ……。」

 い、痛そう……どれだけ朝弱いんだろう、結凛ちゃんは。

 想像したらもっと痛そうだと思ってしまい、自分がされたわけじゃないのに痛く感じる。

 ……結凛ちゃんには本当に早起きを身に着けてもらわねば。改めて決心した。

「? おーい夜優ねぇ? どっか行ってるー? 大丈夫ー?」