キケンな冷徹関西男子は独占して溺愛して、どうしても手放したくないようで。

 テンパりすぎている私に、結凛ちゃんは苦笑いを零した。

「だ、大丈夫夜優ねぇ……?」

「誰のせいだと思ってるんだい結凛ちゃんっ!」

「……へへ、ごめんね。」

 こてんと首を傾げて、両手を合わせる結凛ちゃん。

 いや、起きてくれてるのはありがたいんだけど……。

「昨日まで朝よわよわだったのに……どうして急に起きるようになったの? 普通にそれ知りたい。」

 一日でこんな変わるもの……だっけ? 朝弱いのって。

 不思議に思わずにはいられなくて、今度はこっちが首を傾げる番。

 というか長年朝めちゃよわだったのに、本当にどうしたの結凛ちゃん……!

 そんな気持ちが伝わるように視線で訴えると、結凛ちゃんは分かってくれたのか照れたように微笑んだ。

「実はね、昨日クラスメイトからお誘い貰っちゃったんだ。再来週の土曜日、都合がよかったら遊園地行きましょ~って。」

 ……んん?

 それ、もしやデートのお誘いじゃ……?

 え、って事はつまり……ら、来歌君が……?

 い、いや、まだ分かんない。女の子の可能性だって断然あり得るし、そっちのほうが現実的にありだし。