キケンな冷徹関西男子は独占して溺愛して、どうしても手放したくないようで。

 アホやないの、とまた言われる。

 ぐぬぬ……本当に来歌君は年上を敬う気がないというか、なんというか……。

「そんなんだと、好きな子ができた時に振られるかもね。」

 そんな感じがする。

 思った事をそのまま口に出し、麦茶を口に含む。

 途端、視界に入った来歌君の顔は……ほんのり赤く染まっていた。

 ……!?

「え、ら、来歌君、まさか……」

「……好きな子、いるから教えてもらおうとしてんねんやろ。いちいち言わせんな。」

「!?!?」

 へぇ……へぇ~……!

 どうしよう、ニヤニヤ止まんない。

 男の子の恋バナってこんな心高鳴る者なんだぁっ……!

「その子とはどんな関係なの~?」

「……あんたうっざ。そんなん言うわけあれへんやろ。」

「いいじゃん、教えてよっ! 来歌君、樫奈中でしょ? だったらみんな知り合いだから、アドバイスできるかもよ?」

「……そうなん?」

 お、食いついた。

 チラッと来歌君の表情を窺うと、少し期待に満ちた瞳と目が合う。

 これは……ガチめに惚れてるやつ、じゃない!?