キケンな冷徹関西男子は独占して溺愛して、どうしても手放したくないようで。

 その時、ある疑問がピコンと頭に降ってきた。

 そういえば聞きそびれてたなぁ、後で聞いておこう……。

 麦茶の入ったコップを両手に持ち、来歌君の目の前に置いた。

 まだ隙を狙ってると思われてたらダメだから、補足としてこう伝えておく。

「ど、毒とか入ってないから安心してね!?」

「……そう言われたら逆に怪しいんやけど。」

「はっ……そ、そうだね!? 怪しいね!? でも本当に何にもないから!」

 た、確かに……!

 指摘されて気付いて、慌てて否定する。

 そうすると、謎に笑われてしまった。

「ほんま変なやっちゃな、あんた。うそうそ、疑ってないから安心せーよ。」

「ほ、ほんとに?」

「あんたが俺のこと襲えるとは思えへんし、仮に襲ってもメリットなんかあれへんし。しかもあんた、嘘吐けるほど器用ちゃうやろ?」

「うっ……ごもっともです。」

「ははっ、だからもう疑ってない。……おおきに、助けてくれて。」

 キュン。

 ツンツンしている子だったから、いざ言われると感動してしまう。