キケンな冷徹関西男子は独占して溺愛して、どうしても手放したくないようで。

 ……大丈夫かな、この子。

 とりあえず寝かせたのは良いけど、これからどうすればいいんだろう。

 外にいる時よりは顔色が良くなってきていて、息遣いもゆったりになってきている。

 だけどあんなに熱があったんだから、何かしら水分とったほうがいいよね。

 そう思い冷蔵庫を開けてぐるっと見回してみると、ちょっと残っている2Lスポーツドリンクが目に入った。

 あっ、良かったぁ……。

 スポーツドリンクをコップについで、一旦起こしてみようと彼にそっと近付く。

 難しい顔をして眠っている彼は唸っているようにも見えて、起こそうとする手が止まる。

 なんだか起こしちゃいけない気が……する。

 ちょっぴりそう感じてしまい、そそくさと寝室へ向かう。

 その中にあるクローゼットから薄いブランケットを手に取ると、できるだけ音を立てずに彼にかけた。

「……ん、いった頭……。」

「!?」

 結構気を付けていたのに、どうやら起こしてしまったらしい。

 ブランケットの端がソファから零れ、ぐっと体を起こす男の子。