キケンな冷徹関西男子は独占して溺愛して、どうしても手放したくないようで。

 悪い、男の人……。

 うーん、今まであんまり男の人と関わってこなかったから分かんないなぁ。

 トントンと写真を揃えて、窓の外を見る。

 広がっていたのは目を細めちゃいそうなほどの晴天で、室内にいたのにくらっときた。



 結局私たちは室内作業だけになっちゃって、一枚も写真を撮れなかった。

 でもその代わり報告資料はできたからいいかな、なんて。

 那奈と一緒に顧問の先生のところまで資料を届けてから、校門前で解散する。

「悪い男に引っかからないように気を付けなよ。」

「引っかからないよ! もうっ、那奈ってば心配性だなぁ。」

「夜優がのほほんとしてるから悪いんでしょ。……じゃあね、また明日。」

「はーい……また明日ぁ。」

 9月のまだ明るい道を、段々と迫ってくる夜を実感しながら歩く。

 残暑きついなぁ……。地球温暖化って止められないのかな……。

 じんわり額に滲む汗を手の甲で拭い、ほぉっと息を吐いた。

 自販機で何か買おうかな、このままじゃ死んじゃう。

 容赦なく照り付ける太陽を恨みつつ、とりあえず木陰を伝いながら帰路につく。