キケンな冷徹関西男子は独占して溺愛して、どうしても手放したくないようで。

「……なわけないやろ。」

 で、ですよね~……。

 厳しくも正しい言葉に一喝され、シュンと肩を縮こまらせる。

 わ、分かってはいたけど……いざ言われると、ちょっと来るものがあるなぁ……。

 関西弁ってフレンドリーなイメージがあるけど、普段喋らない人が言うとここまで怖く聞こえるのかと思ってしまった。

 で、でもそういう事じゃないんだったら、どうしてわざわざ持って……?

「自分、放っといたら潰れそうやし。転ばれてもあれやから、しゃーなしで手伝ってんの。」

「え、いいの!?」

「……ええから手伝ってんねんやろ、アホちゃう自分。」

「うっ……。」

 あ、アホ……そこまで言わなくても。

 明暮君の言葉にダイレクトアタックされ、みぞおち辺りを押さえる。

 私がそうしている間にも、明暮君はお構いなしと言ったように先へ先へと進んでいく。

 ちょっ、だから待ってってば明暮君……!

「まだどこに持っていくか言ってないよ!」

「どーせ写真部の部室やろ。自分、写真部副部長やし。」