キケンな冷徹関西男子は独占して溺愛して、どうしても手放したくないようで。

「……林に何された?」

「えぇっと……多少のコーディネートを……」

「どこが多少なん? こんな可愛くなったら、いつも可愛いのに変な奴寄ってくるやん。」

 個人的に朝食を済ませ、いよいよ聖来君とご対面の時。

 その瞬間すぐに勢いよく抱きしめられて、窒息死するかと思ってしまった。

 も、もしかして……。

「嫌、だった?」

「……その逆やけ困っとるんや。」

 白鳥みたいな男がまた出てきたらどうすんねん。拗ねたようにそう言われた。

 そんなに変わってるのかなぁ……。メイクはナチュラルにしてもらってるし、服装もいつもの制服。ヘアセットは少し違ったハーフアップにしているけれど。

 だけど、こう言ってくれるって事は可愛いって思ってくれてるんだよね……ふふっ、嬉しい。

 林さん、ありがとうございます……!と、心の中でお礼を伝える。

「あー……こんな可愛い夜優誰にも見せたない……。学校休むか。」

「それは、多分良くないよ?」

「分かっとるけど……なんかもやもやすんねんなぁ。」