キケンな冷徹関西男子は独占して溺愛して、どうしても手放したくないようで。

 ところをメイドさん……改め林さんに見つかり、キラキラして明るい別部屋まで連行されたというわけで。

 か、可愛く……なんてアバウトな。

「夜優様は聖来様の恋人とお伺いいたしました。そうすればいずれかはお披露目会もあるでしょうし、普段から身なりに気を付けていただきたく思います。……夜優様は元々お可愛いですし、礼儀も作法もなっているので大丈夫かとは思いますが。」

「……なるほど。」

 そっか、聖来君は財閥の御曹司だからそういう事もあるよね。

 というか林さん、私のことを買いかぶりすぎじゃ……。私はどこにでもいるただのJKだし、礼儀とかは幼い頃に教えられてからずっとしていて慣れているだけ。それほどの事をしているわけでもない。

 褒められて悪い気はしないけども……。

「それではまず、メイクアップからさせていただきます。夜優様、お願いいたしますね。」

「こ、こちらこそよろしくお願いします……!」

 なんていう具合に、1時間にも及ぶ林さんのコーディネートが始まったのだった。