キケンな冷徹関西男子は独占して溺愛して、どうしても手放したくないようで。

「……はは、やっぱ夜優には敵わんなぁ。」

 全身包まれるように、大事に大事に抱きしめ返される。

 壊れ物を扱うように優しいけど、離さないって絶対的な意思が感じられた。

「俺も夜優と一緒にいたい。苦楽を共にして、老人になるまでな。俺やって夜優と同じ気持ちや、絶対離さへん。」

「うん……私だって、離さないもん……っ。」

「夜優は俺が守る。やから、安心して俺の傍にいてくれへん?」

「っ、聖来君が嫌だって言っても離れないから大丈夫!」

「……ありがたいなぁ、それは。」

 そう言ってから、私の頬を包むように触れた聖来君。

 何をされるかが分かって、静かに目を閉じる。

 聖来君はそれを待っていたというように、さっきよりも優しくて甘くて……いつまでも残るようなキスをしてくれた。



 あの……これは……。

「め、メイドさん……? 今から私は何をされるんでしょうか……。」

「私めのことは林とお呼びください。そして、今から夜優様をとびきり可愛くいたします。」

「ぬぇ!?」

 朝、なんとなく早く起きた私は興味本位に聖来君の部屋をいろいろ見回していた。