キケンな冷徹関西男子は独占して溺愛して、どうしても手放したくないようで。

 そうやって何度も何度も自分に言い聞かせて、言葉を紡ぐ前に深呼吸をする。

 いつまでも恥ずかしがったってダメだ、告白しよう……!

 という、半ば自棄になりながら私は聖来君をまっすぐ見た。

「聖来君、大好きです。私と……つ、付き合ってください……っ。」

「日明財閥と関わる覚悟はあるんか? 俺の恋人になるって事は、命を狙われてもおかしくないって事やで。それでも……付き合ってくれるんか?」

「……覚悟なら、できてるよ。」

 日明財閥をあんまり知らない私でも、どれだけ日明財閥が恨まれてるかは分かっている。

 この前みたいに拉致されるかもしれない、もっと言えば殺されちゃうかもしれない。

 それを分かってても……私は、聖来君と生きたい。

 聖来君と一緒じゃない未来なんて、もう考えられないから……っ。

 言っていく内に気持ちが抑えられなくって、ぎゅっと自分から抱き着いた。

「っ、夜優っ……!?」

「私は何があったとしても、聖来君と一緒にいたいっ……! 命を狙われたっていい、死んじゃってもいいから……聖来君の隣にずっといたいの……!」