キケンな冷徹関西男子は独占して溺愛して、どうしても手放したくないようで。

「俺のほうがもっと痛いのに、よく言えたね。」

「っ、ぅ……。」

 ベッドに縫い付けられるように、私を抑える腕の力が籠められる。

 柚守君、ほんとにどうしちゃったの……っ?

 温和な柚守君は、今ここにはいない。

 今いるのは……――恐ろしいくらいに冷酷な目をしている、冷たい柚守君。

 加えて最近感じていた謎の熱が一気にぶわっと増えて、柚守君に触られている所から広がっていくのが分かった。

 なにこれ、なにこれっ……!?

「ゆず、くん……っ、あついよ……」

「熱い? あー、やっと薬の効果出てきたんだ。思ったよりも遅かったけど……結果オーライだし、いっか。」

 結果、オーライ……?

 それに、言ってる意味が分からない。

「……くすり……って。」

「ごめんね、実はこの前のカフェラテに気持ちよくなる薬入れたんだよね。遅効性だったから、じわじわ系で辛かったでしょ。夜優滅多に病気かからないから、すぐに体調悪くなってたもんね。」

「何を、言ってるの……?」

 じゃあ、あの蓋が固かったのも薬?を仕込んでたから……?