キケンな冷徹関西男子は独占して溺愛して、どうしても手放したくないようで。

 そう思うと、二人には悪いけど微笑ましく感じてしまう。

 だけど来歌君はちゃんと仲直りしたいから来てくれたわけで……私もちゃんと答えなきゃ。

 ……ん、あれ……でも、なんか――。

「お、おい……? あんた、大丈夫なんか?」

「え……? 私?」

「他に誰がおるっちゅーねん。なんか顔色、悪くあらへんか?」

「そう、かな……。いつもと同じだと思うけど……」

 くらりと、最近は感じていなかった眩暈を覚えた。

 それになんだか体も熱い気がするし、変な感じ……。

 熱っぽさとはまた違って、体の奥からビリビリするような……言葉には言い表せそうもない、感覚がある。

「体調悪いんやったら最初から来んかったわ。今日は俺も帰るさかい、はよねーや。」

「で、でも結凛ちゃんとの話、まだ終わってないよっ?」

「それは……ちゃんと結凛と話して、仲直りするから気にせんでええ。あんたは自分の体調なおし――……は?」

 ん……? 来夏君、いきなり目を見開いて……どうしたんだろう。

 なんて不思議に感じている時、来歌君が手で自分の口元を覆った。