キケンな冷徹関西男子は独占して溺愛して、どうしても手放したくないようで。

 そうは思ったものの、なんだか体がだるい気がする。

 熱があるのかとも考えて保健室に行ってみたけど、いたって平熱。それなのに一応休ませてもらったのにも関わらず、だるさはとれなかった。

 な、何かの病気にかかったとかじゃ……ないよね?

 今までこんな症状に悩まされた事がなかったから、どうしようもなく不安に駆られる。

 それが1日2日だったら、私だって市販の薬でなんとかしていた。

 でも、もう1週間近く続いている。言いようのないだるさと、急に関節の力が入らなくなるこの現象に悩まされていた。

「夜優、何かあったらすぐに連絡ちょうだい。」

「うん……あり、がとう。」

 もうすっかり習慣となった、柚守君との登下校。マンションの前まで送ってもらい、エントランスで別れる。

 普段なら自分の部屋に直行なんだけど、今日はなんとなく風に当たりたい気分だったからマンションの近くにある小さな池まで歩いていった。

 寂れたベンチに腰掛け、何を思う事なくふぅ……と息を吐き出す。

 自分で言うのもなんだけど、私は健康優良児だ。体調を崩す事知らずで、毎日健康に元気に過ごしていた。ワクチンなしで流行り病にもかからないほど、免疫は強い。