キケンな冷徹関西男子は独占して溺愛して、どうしても手放したくないようで。

 両親に相談するっていう手も、ないわけじゃない。

 けどもそうすれば、一人暮らしは禁止されてしまうだろう。

 独り立ちの為、将来の為に一人暮らしを始めたのに……それじゃあ元も子もない。

 そろそろ、何とかしないと……。

 見て見ぬふりできないところまで来ていて、自分の中に焦りが見え始める。

 とりあえず、誰が私のことをストーカーしているのかを突き止めなきゃ。直接本人に接触してやめてもらうのが、今一番の得策だと思う。

 もちろん、危険な事をしようとしているのは理解している。

 分かっているから、早くしなきゃって焦るから。

 これよりも酷くなる前に、釘を刺しておく作戦が効果的なんじゃないかって考えついたんだ。

 問題は、どうやってストーカーの正体を突き止めるかだけど……うーん。

 ……その考え事を始めてから、はっと我に返ったのは放課後の事だった。

 午後5時を知らせるチャイムの音が、ぼんやり考え込んでいた私を叩き起こす。

 おかげで帰る用意が無事できたんだけども、私の拙い頭で良い案が思いつくはずもなく撃沈。