キケンな冷徹関西男子は独占して溺愛して、どうしても手放したくないようで。

 我ながら名案っ!と自画自賛しながら足早に通学路を通る。

 そのおかげなのか登校している最中は視線を感じず、嫌な気配もなく安全に学校に着く事ができた。

 まぁ、朝から不審人物がいたらそもそも即通報されると思うけどね……。

 一人苦笑いを零しつつ校内に足を運ぶ。門が開いた直後の時間だから、まだ人の気配がない。

 これなら、下駄箱に何も仕掛けられてないはずっ。

 そう意気揚々と自分の下足を持って、上履きと交換しようとした時だった。

「っ、ひぇ……っ。」

 手に持っていた靴がするりと落ちて、足元でドンっと鈍い音を響かせる。

 ちょっと自分の足にも当たった気がするけど、それを気にする余裕もない。

 なに、これ……。

《いつでも夜優ちゃんのことを見てるよ♡ 朝もお昼も夜も、夜優ちゃんが何をしてても見守ってるから安心してね♡ 手紙毎日受け取ってくれてて嬉しいなぁ~♡ でも捨ててるよね? 僕は夜優ちゃんに愛を伝えたいだけなのにどうして捨てちゃうの? あ、もしかしていつも夜優ちゃんの近くにいる男が原因かなぁ? それなら安心してね、僕がちゃーんと始末してあげるから♡》