キケンな冷徹関西男子は独占して溺愛して、どうしても手放したくないようで。

 そんな事しても、俺から逃げられるわけないのに。

「やーゆ。」

「っ……ひゃうっ……。」

 ほら、耳元で囁いたらすぐに力抜けんのに。

 それなのに抗おうとする夜優が、どうしようもなく可愛い。

 ……可愛すぎて、手出そうなくらい。



「もしもし。」

《……珍しいな、坊っちゃんから連絡してくるなんて。》

「んな珍しくもないやろ。前連絡したのやって、たかだか半年前やし。」

《だから珍しいって言うんだよ、聖来坊っちゃん。……で、またあれか? 日明をよく思ってねー奴の処理?》

「分かっとるんやったら話は早い。けど今回あんさんに送る奴らは、別に息の根止めてもええよ。」

《……坊っちゃん、相当怒ってんな。》

「当たり前や、好きな女拉致られて怒らんほうがおかしいやろ。あんさんも拷問したがってた頃やと思とるから、ちょうどよかったんちゃう?」

《さっすが坊っちゃん、分かってんじゃん。坊っちゃんから直々に許可下りたし、遠慮なくやらせてもらうわ。》

「そうせな、今度は俺があんさんを拷問せなあかんようなるで?」