キケンな冷徹関西男子は独占して溺愛して、どうしても手放したくないようで。

 俺にとっては今が大事で、過程なんて正味どうでもええ。夜優がいてくれれば、それだけで……。

「今はまだ、分からんでもええから。」

 急ぐな、焦るな、余裕だけはなくすな。

 そう自身に言い聞かせながら、夜優に手を伸ばして頭を撫でる。

 こうする事しかできひんのはもどかしいけど、暴走したくない。夜優の気持ちを考えながら、こうやって可愛がっていきたい。

 それでいつか……振り向いてもらえたら、ええから。

 最終的に俺の傍にいてくれるんなら、今は返答を急がない。

 もし夜優が「聖来君とは嫌だ」とか言ってきたら、ここに閉じ込めてまうかもしれへんけど。

 せやけど、そんな事にはならへんように愛を伝えてけばええだけの話。

 ……他の男のとこなんか、絶対行かせへんから。

「好きやで。」

「……う、ん。」

「ほんま可愛い。もうこっから出したくない。」

「あ、ぅ……かわいく、なんて……」

「ん? 夜優は世界一可愛いで?」

「な……っ、うぅ……聖来君の、いじわる……。」

 顔を見られたくないんか、思いっきり視線を逸らされる。