もちろん、彼が超モテるからなのもそうなんだけど……理由はもっと別の事で。
【明暮聖来は人の心がない】なんて、そんな噂があるからだった。
去年の入学式、私と明暮君は別のクラスだったんだけど、常々噂は聞いていた。
誰とも喋ろうとせず、一言口にすれば物騒な言葉が飛び出し、何にも興味を示そうとしない。
入学したての1年生の頃はよく告白を受けていたらしいけど、その話が出回り始めてから明暮君に関わろうとする人はほとんどいなくなった。
私だって、怖いと思ってしまう。
2年生に上がって同じクラスになってまもなかった時、明暮君に挨拶をしても無言だった。
ちょっとだけ寂しいなって感じちゃったけど、そこでやめるほど私は臆病じゃない。
挨拶は大事だって、死んじゃったおばあちゃんが教えてくれた。挨拶は、どんな人とでも繋がれる魔法だって。
だから私は、誰が相手でも何を返されても挨拶をする。そう決めていた。
でもある日、はっきり言われちゃったんだ。
『……何であんた、いつもしつこく挨拶してくるん? こっちは返す気なんて微塵もねーへんのやけど。』
【明暮聖来は人の心がない】なんて、そんな噂があるからだった。
去年の入学式、私と明暮君は別のクラスだったんだけど、常々噂は聞いていた。
誰とも喋ろうとせず、一言口にすれば物騒な言葉が飛び出し、何にも興味を示そうとしない。
入学したての1年生の頃はよく告白を受けていたらしいけど、その話が出回り始めてから明暮君に関わろうとする人はほとんどいなくなった。
私だって、怖いと思ってしまう。
2年生に上がって同じクラスになってまもなかった時、明暮君に挨拶をしても無言だった。
ちょっとだけ寂しいなって感じちゃったけど、そこでやめるほど私は臆病じゃない。
挨拶は大事だって、死んじゃったおばあちゃんが教えてくれた。挨拶は、どんな人とでも繋がれる魔法だって。
だから私は、誰が相手でも何を返されても挨拶をする。そう決めていた。
でもある日、はっきり言われちゃったんだ。
『……何であんた、いつもしつこく挨拶してくるん? こっちは返す気なんて微塵もねーへんのやけど。』

