キケンな冷徹関西男子は独占して溺愛して、どうしても手放したくないようで。

 一歩踏み外せば理性なんかあてにならなさそで、感情に任せて夜優を襲ってしまいそうで。

 下唇を噛んでなんとか欲を抑えているも、一旦吐き出さなければ獣になる。

 なんしかまだ仕事も残ってるし、部屋から出るか……。

「はー……。」

 自身を抑えつけつつ、隣の書斎に移動した。

 ……だけども。

『一緒に寝るって、話じゃなかったの……?』

『聖来君が、いてくれなきゃ怖い、から……。』

「っ……もう、やばいわあの子……。」

 ほんまにどこであんな、男を殺すような文句を習ったんやと問い質したくなる。

 あんなねだり方されたら、断れるわけないやん……っ。

 確かに言い出しっぺは俺で、夜優からしたら不安にさせてしまう言葉を言ってしまったのかもしれへんけど。

 風呂上がりで目がとろんと今にも眠ってしまいそうな状態で言われたら、男やったら誰だって襲うやろ……。

 これが他の男やったら……なんて、想像するだけでも嫉妬でおかしなりそう。

 もう一度、行き場のない感情をため息と同時に吐き出す。