キケンな冷徹関西男子は独占して溺愛して、どうしても手放したくないようで。

 そんなの……絶対に良くない。

 聖来君の為にも、仲良くなろうとするのをやめなきゃ……ダメ、だよね……?

「が、学校でも関わらないようにするし来歌君とも連絡とらないようにするよっ……! そうすれば、お荷物にならないよね……っ?」

「……夜優。」

「あ、名前呼びもやめたほうがいいかな? 変に親しいとまたこんな事起きちゃって、日明財閥にも良くない影響与えちゃいそうだしっ……。」

 あぁ、泣きそうだ。

 ただ関わりを断つだけ。聖来君と仲良くなる前に戻るだけ。

 それだけのはず、なのに……。

「夜優なぁ、そんな泣きそうな顔で言われて……関わらんといてって無理な話なんやけど。」

「な、泣きそうなんかじゃっ……!」

「その割には声も震えとるで。……安心せーよ、俺は夜優から離れるなんて考えてへんから。」

「……っ。」

 どうして聖来君は、簡単に私の気持ちを見抜いちゃうんだろう。だけど、ここに那奈がいてもバレちゃいそうだな。

 聖来君の言う通り、私は仲良くなる前になんて戻りたくない。このまま離れるなんて、嫌だって思ってしまった。