キケンな冷徹関西男子は独占して溺愛して、どうしても手放したくないようで。

「日明財閥は完全シークレットなのは、夜優も知ってると思うんや。」

「うん……。誰にも、お偉いさんも知らないって話だよね?」

「そ。誰かと関わったら、相手に変に勘づかれたり今日みたいに危険な目に遭わす。苗字がちゃうのも、身バレ防ぐ為や。」

 そこまで話を聞いて、私の動きが止まった。

 ……それじゃあ私って、聖来君のお荷物なんじゃ。

 仲良くしたいって思ってたけど、もしかしなくても余計な事だったりする……?

 私が聖来君といたらまた今日みたいな事になるかもしれないし、聖来君と距離を取ったほうがいいのかもしれない。

 最善な選択を取らなきゃ、邪魔になる――……。

「わ、たし……ごめんね、今まで。」

「何で夜優が謝るんや。謝らないけんのはどう考えてもこっちや――」

「それこそ、聖来君が謝る事じゃないよ。私が一緒にいたから、今日みたいな事が起きちゃったわけだし……っ。」

 ふくらはぎの下にあるシーツは、擦れても全然痛くない。おかげで更に心臓が痛んだ。

 私のせいで、私が仲良くなろうとしたせいで、聖来君の手を煩わせてしまった。