キケンな冷徹関西男子は独占して溺愛して、どうしても手放したくないようで。

 体がぐるんっと半回転し、ふわふわシーツの上に沈む。

 低反発なのか全然痛くなくて、つい瞑ってしまった瞼をゆっくり開けてみる……と。

「っ、せいら、くん……」

「さっきからどうしたん? そんな可愛い声で呼ばんといて、理性なくなるやろ?」

「ど、どうしたもこうしたもっ……!」

 何この体制……!!

 さっきの一瞬の内に何があったと聞きたくて、でも聖来君を直視できなくて。

 私の上には今、聖来君が覆い被さっている状態。恋愛小説とかで言うと……お、押し倒されている状態、なのだ。

 この状態こそ何がどうしてこうなった!?と思って、しばらく膠着状態になる私。

 一方私を見下ろしている聖来君は、いつもの柔らかい眼差しの中に恍惚さが混じっていた。

 そのせいなのか、変にドキドキが止まらなくて心臓が痛くなる。

「夜優。」

「……な、に?」

「こっち向いてくれんの?」

「む、無理だもんっ……。今聖来君見ちゃうと、へ、変な顔なる……っ。」

「夜優はどんな顔しとってもかわええのに?」