キケンな冷徹関西男子は独占して溺愛して、どうしても手放したくないようで。

 目を細めてしまったけど、呆気に取られてしまう写真がそこにはあった。

 これ――私と、聖来君?

 場所はこの前のお出かけで行った本屋さんで、隠し撮りのような形で遠くから撮られている。

 でも間違いなく私たちで、思考が停止した。

 もしも、この人の言っている事が本当なのだとしたら。

 聖来君は……もしかして。

「……よっこいせ。」

「ッ、誰だ!!」

 あり得るはずがない予想が、私の頭の中に生まれた。

 それと同時に、ドンっといった大きな物音と共に暗闇に包まれていた倉庫に一筋の光が入る。

 その光の中にいた人影は、間違えるはずのない人で。

「なぁ、自分ら。……誰の女に手ぇ出してんと思てんの?」

 聞き慣れすぎた関西弁、独特なイントネーション。

 声は私がまさしく望んでいた人のもので、思わず顔を上げる。

 そんな私の視界に、ふっと嘲笑に似た笑みを貼り付けていた……聖来君が立っていた。

 まさかとは思うけど、助けに来てくれたの……?

 ……だけど一つ、ある違和感を覚えた。