キケンな冷徹関西男子は独占して溺愛して、どうしても手放したくないようで。

「あ、あの……い、一旦降ろして、ください……っ。」

 この状態のままは流石に恥ずかしい……!

 ただ抱き留められている状態じゃない、一言で言えばお姫様抱っこに似たような状態。

 だからより恥ずかしさが増して、かぁぁっと顔が熱くなる。

 それを察してくれたのかどうかは分からないけど、テンパってきた私をゆっくりと降ろしてくれた。

 その後すぐに私の顔を覗き込んできた聖来君の表情は、相変わらず暗い。

「ほんまに平気か?」

「う、うんっ。聖来君が受け止めてくれたから、どこも痛くないし平気だよ……?」

「変なとことか打ってへん?」

「打ってない……と、思う。」

 聖来君が受け止めてくれなかったら、きっと数分動けなかった。

 受け止めてくれただけで大感謝で、何度もお礼を頭を下げた。

「ありがとう、私のこと助けてくれて……っ。おかげで全然痛くないし、ほんとにありがとうっ!」

「……ほんまに?」

「うん……!」

 何度も不安そうに確認を取ってくる聖来君に、こっちも何度も首を縦に振る。