「さすがです。では、パーティー用のドレスはこの生地でお作りいたします。このルルのぷらいどをかけて、最高のドレスを作りましょう」
「ああ、頼む」
ルルがスケッチノートに何かを走り書きながら鼻歌を歌っているのを見て、レインはほっと息をついた。
やっぱりお兄様はすごい、物を見る目がおありになるのね。と思って、油断していたから反応に贈れた。
「それでは、残りのお出かけ用、室内用、ガーデン用……残り五十着のドレスの布を決めましょうか!」
「……え?」
完全にこれで終わりだと思っていた。それに、五十着!?レインが驚きに瞠目している間に、お針子達が手にそれぞれおすすめの布を持ちながら迫ってくる。レインはその迫力に押され、結局、どうしてそんなに散財されるのですか!と尋ねることもできないまま、声なき悲鳴をあげることになるのだった。
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「ああ、頼む」
ルルがスケッチノートに何かを走り書きながら鼻歌を歌っているのを見て、レインはほっと息をついた。
やっぱりお兄様はすごい、物を見る目がおありになるのね。と思って、油断していたから反応に贈れた。
「それでは、残りのお出かけ用、室内用、ガーデン用……残り五十着のドレスの布を決めましょうか!」
「……え?」
完全にこれで終わりだと思っていた。それに、五十着!?レインが驚きに瞠目している間に、お針子達が手にそれぞれおすすめの布を持ちながら迫ってくる。レインはその迫力に押され、結局、どうしてそんなに散財されるのですか!と尋ねることもできないまま、声なき悲鳴をあげることになるのだった。
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