玄関のドアを開けて空気を思いっきり吸い込むと肺が凍てつきそう。
それでも足は止まらずに、すぐ隣の家のインターホンを押す。
『……はい』
「あ、想介……?話があるから入れてほしいんだけど……」
『ん、ちょっとまってて』
ガチャ、と音がしてそこに現れたのは想介。
大好きな人の顔を見るだけで私の体は喜んでしまう。
「外、寒いでしょ。入って」
「っ、うん。ありがとう」
それでもいざ家の中に入ると勇気がでなくてお互いに押し黙ってしまう。
言わないと、いけない。
このまま友達ですらいれなくなるなんていやだ。
振られる、かもしれないけど。
そしたら笑ってこれからも友達としてよろしくねって言おう。



