独占してよ、俺のこと



聞きなれたお母さんの声で目が覚める。

泣きすぎたせいで目はぱんぱんに腫れてるし、こころなしか喉も、いたい。

……わたし、寝ちゃってたんだ。



「お母さん、ごめん!ご飯……」


「いいのよ全然!むしろいっつも頑張りすぎなんだから!」


「ごめんなさい。ありがとう……」


仕事で疲れているお母さんにご飯を作らせてしまうなんて本当に申し訳ない。


「それより、想介くんは大丈夫だったの?ごはん、ひまりが作ってあげてるのに」


「……想介、は友達と食べてきたみたい、です」


ところどころでカタコトになってしまった私の嘘は、お母さんに見破られてしまっていると思う。