独占してよ、俺のこと



そこまで言ってもう一度2人で校庭を見下ろす。


楽しそうに喋ってるのが見えていいなぁ、って心がいたんだ。


そんな私を見て気をつかってくれたであろう友達のあやかちゃん。



「……でもさ、好きな人なんでしょ?ならまだ勝機はあるんじゃない?」


「うーん、ないと思うなぁ。もうなんか振り回されてばっかで、あんなやつむしろ嫌いになれたらいいのに。こんなの毎日してたらつかれちゃうよ……」



「疲れるってことは相当好きじゃん、大崎くんのこと」


痛いところをつかれて言葉に詰まる。


想介と恋人になることを諦めて、いつも通りに接せれば期待も落胆も無ければ、心の平和も保たれるってこと。