すっかり下がった熱に体調もだいぶ回復し、ベールをかぶってから、呼び鈴を鳴らして侍女を呼ぶ。
薄くしてもらった味つけの粥とスープ、ただのお湯を口に運ぶと、侍女が微笑んだ。
「少しご回復なさってようございましたね。安心いたしました」
「ありがとう。心配をかけたわ。ところで、今は何時?」
教えられた時刻は、わたくしが十時間も寝惚けていたことを示している。
確かに疲れていて、時間の感覚も分かりにくい国とはいえ、なんてことを。
「え!? ごめんなさい、そんなに寝ていると思わなくて……! アステル殿下はどちらにいらっしゃるの?」
準備を整えてからお会いしましょう、なんてのんびりしている場合ではない。謝らなくっちゃ。
「殿下はお仕事に行かれました。我が国では十時間以上眠るのが通例ですので、そんなに長時間ではないように思いますが……」
「アマリリオでは、六時間も眠ればお寝坊さんなのよ」
わたくしは四時間も多く寝惚けていたのだから、焦っているのも分かろうものである。
「それは、……アマリリオ王国のみなさんは、随分と早起きなんですね」
「そうみたいね」
殿下のお帰りはまだまだ先、わたくしは休養をとるのが優先ということで、今日はのんびりベッドにこもることにする。
薄くしてもらった味つけの粥とスープ、ただのお湯を口に運ぶと、侍女が微笑んだ。
「少しご回復なさってようございましたね。安心いたしました」
「ありがとう。心配をかけたわ。ところで、今は何時?」
教えられた時刻は、わたくしが十時間も寝惚けていたことを示している。
確かに疲れていて、時間の感覚も分かりにくい国とはいえ、なんてことを。
「え!? ごめんなさい、そんなに寝ていると思わなくて……! アステル殿下はどちらにいらっしゃるの?」
準備を整えてからお会いしましょう、なんてのんびりしている場合ではない。謝らなくっちゃ。
「殿下はお仕事に行かれました。我が国では十時間以上眠るのが通例ですので、そんなに長時間ではないように思いますが……」
「アマリリオでは、六時間も眠ればお寝坊さんなのよ」
わたくしは四時間も多く寝惚けていたのだから、焦っているのも分かろうものである。
「それは、……アマリリオ王国のみなさんは、随分と早起きなんですね」
「そうみたいね」
殿下のお帰りはまだまだ先、わたくしは休養をとるのが優先ということで、今日はのんびりベッドにこもることにする。


