地味系オタク女子が学校一かっこいい生徒会長(推し)に溺愛されています。

『では、2人目一ノ瀬麗華さん!!』

あー、目眩してきた。こんな地味女が生徒会に入っていいのかな?!地味女だよ、この人。(自分のこと。)

「え、なんであんな地味女が?!」
「媚び売ったんでしょ?」
「ありえない。」

そんな声が聞こえてくる。だから、私も知らないってゆーてんねん。また、吐き気来たし、。まぁ、ゆっくり立つ。こんなん、公開処刑だって。

「麗華ちゃん迎えに来たよ。」
「修君、?ありがとう。」

確かに近くにいた、ん。あれ待て待て。私のバッチは、一般生徒用だよ。あれ、?なんかおかしい。ステージに上がることが出来た。それだけ少し体力が着いたんだ。良かった、。でも、もう少し体力つけよ。

「連れてきた。」
「ありがとう。」

意識が少しだけ朦朧としてきた中、目に写った人が、私に心配そうな目を向けてきた。吐き気止め、もってくればよかった。その人は漆黒の髪色に青色の目。かっこいい。雨君みたい。

『3人目は、――』

そういう生徒会長さん。隣に修君が、座っているので少しマシになった。でも、吐き気は一向に収まらない。あー、吐き気止めなんで持ってこなかったんだろ。制服のポケットに入れればいい話なのにー。

「大丈夫?吐き気止め先生に言って持ってこさせる?」
「大丈夫。本当に大丈夫だから!!」

つい小声で声を荒らげてしまう。本当に大丈夫なんです。多分。吐き気止めは、後で飲めばいい話だし。生徒会に入るなんて聞いてないし。