地味系オタク女子が学校一かっこいい生徒会長(推し)に溺愛されています。

そして座る。なんか、吐き気がしてきた。落ち着け。大丈夫だ。

『まず、校長先生のお話を――』

長そう、この間に倒れないといいけど。中学生の時の入学式倒れたことを思い出した。

「麗華ちゃん。顔真っ青だけど大丈夫?」

そう、修君が小声で聞いてくる。コクリと頷いた。地味に吐き気するけど多分大丈夫かな。

『えー、今日はお火柄も良くー。――』

早く終わらないかな、。入学式。今すぐにでも保健室に行きたい。だけど、行きにくい。まだ話してる。話の内容が頭に入ってこない。やばい。顔面どんな感じになってるのかな。

『――これで終わります。』

あー、やっと終わった。後は、生徒会長の話だけか。早く終わって、吐き気止め飲みたい。今日に限ってポケットの中に入ってないんやし、。誰や入れなかったヤツ。

『次は、生徒会長からのお知らせです』

お知らせ?お話じゃなくて?まぁ、いいや。早く終わってさえくれれば。呼吸が少し荒くなる。これは自分でもわかる。少しづつ気持ち悪くなる。そんな中、修君が口を開いた

「本当に大丈夫?」
「保健室行きたい、。」

あ、やばい。病弱だと思われる。って本当の事か。でも、かなり気持ち悪くなってきた。吐き気止め飲みたい。

「でも、生徒会長の話は聞きたい。」
「あ、その元気あるなら大丈夫だ。」

修君あんた軽い。でも、軽い方がいいか。まぁ、生徒会長の話が終わって教室戻ったら吐き気止め飲も。

『初めまして!!みんなのアイドル蓮だよー!!』

アイドル、?待って、私はそれどころじゃない。やばい気持ち悪さが。落ち着け大丈夫、深呼吸。大丈夫。

「保健室行く?」
「少し良くなった。多分大丈夫。」

修君かホッとした表情をする。そっか彼も生徒会なのか。

『今日は、新しい生徒会メンバーを紹介するよッ★ます、善田修君!!』
「行ってくるけど、無理しないでね。」
「うん。」

優しい、。こんな私の心配を、憧れる。無理しない。大丈夫。修顔面偏差値高すぎるもん。羨ましい。