教室に入る。意外と教室は広い。周りをキョロキョロ見渡す。私の席はあ、1番後ろか。自分の席に着いてスマホを出す。ここはスマホは休み時間、昼休みはスマホOK。イヤホンを、する。動画アプリを開く。一発目に雨君の新着動画が出る。

『もし、生まれ変われるなら?』

という声が聞こえる。あー、雨君尊。よし、コメントするか。なんて打と。んー、。

《雨君、今日も尊いです。》

なんだ、このコメント。自分で打っといて。文句言うな!!このコメントをコメント欄に残す。

【入学式が始まります。入学生の皆さんは体育館に集まってください。】

もう、そんな時間か。体育館に行こ。面倒臭い足を動かして体育館に行く。生徒の親が来てるけど多分私の親は来ない。
着いたのは着いたものの、暇だ。キョロキョロ見渡す。隣に黒色の髪に桃色の目の男子生徒が座った。

「君名前なんて言うのー?」
「一ノ瀬麗華です。」
「ふーん。あ、僕善田修って言います〜。よろしく〜。」
「よろしくです。」

のんびりしてる。制服のピンバッチの柄が違う。制服は、灰色のブレザーにスカート。男子はズボン。それにピンバッチ。ピンバッチのイメージは狐面。
一般生徒は、白が、ベースに、なってて片耳が欠けてて椿の花があしらっている。生徒会生徒は、黒がベースになって片耳は欠けてなくて霞があしらってる。生徒会の人数は男子20人位女子が3人位。男子が圧倒的に多い。