リボンよーし、スカート丈よーし、髪型よーし

「全部おっけかな?」


大きな鏡の前に立つ少女ー柊木美鈴はそういうとくるりと一回転した。


黒い模様と水色の模様の入った短いスカートに少女には

身の丈が大きいだぼだぼのカーディガンを羽織り、胸からは水色のリボンをのぞかせていた。


可愛いと有名だった制服だ。流石評判だったこともある。

うん、可愛いっ。

ただし、スカートが短い。
もうすぐ太ももが出ちゃうぎりぎりを責めている感が半端ない。

今時の中学生はこれを履きこなすのか…。

「美鈴さん、ご飯ですよ」

「はーい」

香ばしいバターの似合いがすると同時に義母さんの声が聞こえた。

はて、今日はバターパンなのか。